夏の猛暑も少しだけ落ち着きますがまだまだ9月下旬は30度を超す気温が続きます。
まだまだ夏と同様に注意しないといけないことが多いですが少しづつできることも増えていきます。
9月は真夏に受けたダメージが残る月なのでケアをしっかりしましょう。
だんだん今シーズンの終わりに向けたお世話も増えていきます。
今回のブログでは9月の芝生のお世話方法をご紹介します。
正しいケアを行い、芝生を美しく維持するためのポイントを押さえましょう!
目次
9月の芝張りは?まだ暑いけど大丈夫?
9月の芝張りは、春に次いで最適な時期とされています。
しかし気温がまだ暑いため十分な注意が必要です。
シーズンオフの11月まで芝が根付くまでに十分な時間があります。
また、秋の長雨で土が湿っているので、芝の根が張りやすく芝張り後の水やりの負担も軽減されます。
しかし上旬は気温が高いため芝生の乾燥に気を付けたいです。
9月の芝張りの注意点は、以下のとおりです。
- 土壌の準備をしっかり行う
芝張りを行う前に土壌の準備をしっかり行いましょう。
土壌が硬いと芝が根付きにくくなります。
土壌を耕して土をふわふわにしましょう。
また、芝生用の土を混ぜて栄養分を補給しましょう。
- 良い状態の芝生を選ぶ
9月に芝張りを行う場合は、苗の状態が良いものを選びましょう。
土がしっかりついていて葉が緑色のものを選びましょう。
乾燥していて茶色いものは絶対選んではいけません。
- 水やりをしっかり行う
芝張り後は水やりをしっかり行いましょう。
芝が根付くまでは、毎日水やりをする必要があります。(雨の日を除く)
水やりは朝にたっぷりと行いましょう。
9月の芝張りを成功させるためにはこれらの注意点をしっかり守って芝張りを行いましょう。
芝張りのポイント
- 水やりは根付くまで
- 良い苗を選ぶ
- 土壌改良を行う
9月も気を抜けない水やり
気温はだんだん落ち着きますが、最高気温が30度を超える日も多いです。
晴れの日が続く場合は水切れを防ぐために早朝に水やりを行いましょう。
出来れば朝の水やりが最適です。
日中は水が蒸発しやすく効果的な水やりが難しくなります。
水やりの量は土壌全体に1㎡あたり15~20リットルの水を与えるのが目安です。
芝の根が深く成長するように助け芝生の健康を維持します。
暑い時期の水やりは大変なのでスプリンクラーを使うのもお勧めです。
水やりのポイント
- 早朝の水やり
- 散水量は1㎡当たり15~20ℓ
- 土壌によって散水の頻度、量は異なります
9月は雑草が増える時期!でも除草剤はちょっと待って
9月は秋の雑草が増え始めます。
コニシキソウやメヒシバなどが増えてきます。
コニシキソウは白い液が出てきて嫌ですよね。
さらに春の雑草の発芽時期でもあります。
除草剤を使いたいですが、まだまだ気温が高いです。
出来れば10月まで除草剤の使用は避けたいです。
気温が高いうちは手作業で雑草を取り除きましょう。
除草のポイント
- 手で抜く
- 除草剤は使わない(気温が高いうちは)
9月の芝刈りはシーズンオフに向けた芝刈りを
気温が下がってきて再び芝生の成長に最適な気温になってきます。
成長が早くなったのであれば芝刈りの頻度を少し上げてみてください。
そしてだんだんシーズンオフに向けた芝刈りをしていきたいです。
冬の間枯れてしまう芝生。
短く刈りこんでしまうと寒さで根っこが傷んでしまいます。
芝生の枯れたはっぱがお布団になり地温が下がるのを防いでくれます。
なのでシーズンオフの時点では芝生の長さは長めがお勧めです。
出来れば短くても25mm以上になるように。
シーズンオフは10月下旬~11月ごろなのであと何回刈れるか考えて長さを調整していきたいですね。
芝刈りのポイント
- 成長に合わせて頻度を変える
- 刈り高はシーズンオフに向けて長めに
9月の肥料は気温によって液体、固形使い分けを
まだまだ気温が高いので固形肥料の使用には注意が必要です。
気温によって液体肥料、固形肥料と使い分けましょう。
固形肥料を9月に使う場合の注意点
- 気温の低い日にまく
- 撒いた後には必ず水やりをして肥料を根元に落とす
芝生用の肥料は粒が小さく根元に落ちやすくなっています。
たくさん使う方はこちらがおすすめ!
少量でいい場合はバロネスの肥料が5㎏と使いやすいサイズです。
気温が30度を超えるようであれば液体肥料が安心です。
また芝生に元気がないときは活力剤を使うのもお勧めです。
こちらも週1回与えます。芝生だけではなく他の植物にも使えるので持っていると便利です。
芝生だけではなく、野菜、果実、米、花、樹木と、すべての植物栽培に使える
もおすすめです。
1000倍希釈なのでコスパもいいですよ♪
肥料のポイント
- 液体肥料と固形肥料は気温によって使い分ける
- 活力剤も併用する
9月は芝生の病気が出やすくなるので要注意
9月は台風や秋雨前線の影響で病気が出やすくなる時期です。
定期的に芝生の点検を行い、病気を早めに発見できるように努めましょう。
- カーブラリア葉枯病
カーブラリア葉枯病は、カビの一種で、芝生の葉に黄色い斑点や茶色い斑点を作ります。
発生時期は、6月から10月で、秋の長雨や台風の時期に、発生しやすくなります。
- ラージパッチ
ラージパッチは、カビの一種で、芝生の葉が枯れて、大きな穴が開きます。
発生時期は、春と秋で、特に秋の長雨の時期に、発生しやすくなります。
- サビ病
サビ病は、カビの一種で、芝生の葉に黄色やオレンジ色の斑点を作ります。
発生時期は、6月から10月で、秋の長雨の時期に、発生しやすくなります。
- 茎腐病
茎腐病は、カビの一種で、芝生の茎を腐らせて、芝が枯れます。発生時期は、
6月から10月で、秋の長雨の時期に、発生しやすくなります。
- 芝生スス病
芝生スス病は、カビの一種で、芝生の葉に黒い斑点を作ります。
発生時期は、6月から10月で、秋の長雨の時期に、発生しやすくなります。
必要に応じて適切な殺菌剤を使用します。
使用する際はラベルや説明書をよく読み、安全に注意して使用してください。
また、気温が高いときに薬剤をまくと薬害と言って葉っぱが黄色く変色してしまうことがあります。
気温の低い時間に散布します。
9月の芝生は、秋の長雨の影響で、病気にかかりやすくなります。
そのため、芝生が濡れたまま放置しないように、こまめに水はけを良くして、芝生を乾かすようにしましょう。
病気のポイント
- 雨が多く病気が発生しやすい
- 発生したら殺菌剤を適切に使用
- 薬害に注意
9月は害虫が発生しやすい!
涼しくなってくると害虫が発生します。
卵を産む季節でもあるので、注意して観察しましょう。
9月に現れる害虫は以下の通りです。
- ヨトウムシ
ヨトウムシは、蛾の仲間で、芝生の葉や茎を食い荒らすことで知られています。
葉先を好んで食べるので、葉先が芝を刈っていないのに枯れている場合、ヨトウムシの被害の可能性が高いでしょう。
発生時期は5~10月で、梅雨明け以降に大量発生することがあります。
- スジキリヨトウ
スジキリヨトウも、蛾の仲間で、ヨトウムシと同じように芝生の葉や茎を食い荒らします。
ヨトウムシと比べて、夜行性で、幼虫は地中を移動して、日中は芝生の根を食べて被害を与えます。
発生時期は5~10月で、ヨトウムシと同様、梅雨明け以降に大量発生することがあります。
- コガネムシ
コガネムシは、幼虫が芝生の根を食い荒らすことで知られています。
春にバラの周りに集まったコガネムシは卵を産みますが、その幼虫が大きくなって食べ盛りになるのが8月から9月。
この季節に部分的に芝生が枯れてきたり弱ってきたらコガネムシの食害の可能性が高いです。
- シバツトガ
シバツトガは、蛾の仲間で、幼虫が芝生の新芽を食べる食害を起こしたり、芝生を黄色く変色させたり、枯らしたりします。
発生時期は8月から9月にかけてです。
- サビダニ
サビダニは、ダニの仲間で、芝生の葉に寄生して、葉の栄養を吸収することで、葉に茶色い斑点や黄色い斑点を作ります。
発生時期は6月から10月です。
- 芝生スス病
芝生スス病は、カビの一種で、芝生の葉に黒い斑点を作ります。
発生時期は6月から10月です。
9月の芝生に害虫が発生したら、早めに対策しましょう。
害虫の種類によって適切な対策が異なりますので、専門家に相談してください。
芝生の上でバーベキューをやる際の注意
生の上でバーベキューをするときの注意点は、以下のとおりです。
- 火元の距離を確保する
バーベキューコンロや焚き火台を芝生の上に直接置くと、高温で芝を枯らしてしまう恐れがあります。
バーベキューコンロや焚き火台から芝生までは、30cm程度の距離を空けましょう。
- 耐熱シートを敷く
バーベキューコンロや焚き火台の下に、耐熱シートを敷くと、芝へのダメージを軽減することができます。
- 火の粉が飛ばないようにする
バーベキュー中は、風が強いと火の粉が飛んで芝を燃やす恐れがあります。
風が強い場合は、バーベキューを中断したり、風よけの対策をしたりして、火の粉が飛ばないようにしましょう。
- バーベキュー後は、火を消す
バーベキューが終わったら、バーベキューコンロや焚き火台の火を完全に消すまで、十分に水をかけましょう。
火が完全に消えていなければ、芝を燃やしてしまう恐れがあります。
バーベキューのポイント
- 芝生との距離を取る
- 耐熱シートを敷く
- 火の粉が飛ばないように
- 火を消す
通風と排水を確保
良好な通風と排水を確保することで、芝生の状態を維持します。
特に湿気がこもる場所には注意が必要です。
必要に応じて、通風を促進するための剪定や、排水の改善を行いましょう。
8月の芝生のお世話まとめ
8月は芝生のお世話が特に重要な時期です。
8月の芝生まとめ
- 水やりは台風や長雨の状態を見ながら
- 手での草取り、気温が低くなったら除草剤を使用
- 気温が低くなったら固形肥料
- 病気や害虫の管理
- 良好な通風と排水を確保
することが、美しい芝生を育てるカギとなります。
地域や環境によって違いがあるので注意してください。
これらのポイントを押さえて芝生の健康を維持し、
夏の暑さに耐える美しい芝生を楽しみましょう!